株式会社ヒューマンワーク リクルーティング事業部 首都圏エリア営業部
2014年 入社
採用難の時代だからこそより原稿の質が問われる
私たちは主にリクルート社の代理店として、企業の採用活動をサポートしています。私の仕事は、掲載される求人用原稿の制作を担当する、いわゆるライター業。
まず営業がお客様の採用に関する要望を聞いてくるので、それをもとに原稿を書き、お客様の確認をいただき次第掲載、という流れが基本的なパターンです。通常の原稿制作のほかにも、媒体によっては「原稿+デザイン」で他社の原稿と差別化した見せ方ができる広告枠があります。その場合は、私が自らデザインを行うこともあります。
近年は企業の人手不足が続き、採用が難しい時代といわれています。私たちからすれば、いかにしてより求職者に響く原稿が書けるかを、四六時中問われている感覚です。ただし、責任の大きさはやりがいの大きさです。逆境をはね返してこそ自身の成長につながると、今の時代を前向きにとらえています。
お客様の意図を汲む
ほとんどの場合、お客様は採用に関して素人であり、営業のヒアリングに対してうまく答えられない方が多いのです。
だからこそ私は、お客様の意図を最大限に汲むことを心がけています。簡単な例を示すなら「コミュニケーション能力が高い人がほしい」というオーダー。そのままでは抽象的すぎるので、飲食店スタッフであれば「大きな声で挨拶ができる」や「人と接するのが好き」など、より具体的な表現方法を提案します。
また、営業との密な連携も欠かせません。お客様はどんな雰囲気で語ったのか、今回の募集にはどんな背景があるのかなど、細かく共有してもらうことで、より精度の高い原稿に仕上げることができます。
結果が出ることの喜びを再認識
とある宿泊業のお客様を担当した案件の話。宿泊施設を複数経営されており、そのすべての人材募集を弊社で一手に引き受けました。ひと口に宿泊業と言えど、フロント、調理、その他会場スタッフなど職種はさまざま。当然、施設によって募集職種の種類やパターンが違っていました。
制作の効率を上げるため、この案件に関しては特別に私が直接お客様とやりとりをさせていただくことになったのです。メールや電話はもちろん、何度もお客様のもとに足を運び、丁寧なヒアリングを重ねていくつもの原稿を仕上げました。その年末に挨拶でうかがった際「予定よりもかなり多く採用できた」との喜びの声をいただくことができました。
普段は営業とのやりとりになるので、営業から「採用できた」「よい原稿だと言ってもらえた」など間接的に聞けることももちろん嬉しいですし、それが大きなやりがいとなっています。ただ、こうして直接言い渡されることはやはり格別だと感じた案件でした。
ライターとデザイナーの二刀流へ
入社後数年は渋谷の本社勤務でしたが、現在は横浜オフィスで働いています。もとを辿れば一方的な私都合だったのですが、仕事の効率や働き方などを最大限考慮していただいたうえでの決定でした。代表をはじめ多くの上司が親身になって聞いてくださり、会社の対応には感謝しかありません。そのため今は、会社に恩返しをするつもりで、自身のレベルアップに努めています。
さらなる採用の成功はもちろん、よりチャレンジしてみたいのは、デザインの仕事です。原稿もデザインもこなせる二刀流になれば、おのずと会社への貢献度は高まりますし、お客様への提案力もアップできると思っています。これはすでに上司にも話していて、現在も月3本ほどデザインの仕事を担当。もともと学生時代はデザイナー志望だったこともあり、モチベーション高く取り組めています。
プロフィール
企業が採用のために各媒体に掲載する原稿を制作するライター。お客様の要望の意図を最大限に汲みとり、より具体的な表現に落とし込むことを心がける。将来的にはさらに会社に貢献できる人材になるために、デザイナーとの二刀流をめざしている。